mu_zao_da_ri_ru_lai_zuo_xianggyarari.html
gong_cheng_1.html

工程1 → 工程2 → 工程3 → 工程4

木造大日如来座像

制作 株式会社東京文化財センター      代表 柿田喜則


制作および技法について


本像は七獅子蓮華座の上に安座する金剛界大日如来坐像です。獅子蓮華座はめずらしく、古い仏像でも数多くはありませんが、12 世紀の仏像に運慶作の光得寺大日如来坐像、大阪金剛寺大日如来坐像などがあります。また東寺講堂の中尊にあたる大日如来は創建当時、獅子蓮華座であったとの記録が伝わっています。

本像は本体から台座まで全て一本の檜から制作させて頂きました。木曽檜を丸太で購入し、製材し2年間乾燥させたものを使用しています。

最初に粘土原形作成後、上記の檜で彫刻していきました。荒彫りから中彫りを終えたところで内刳りを施し、小作りに入る頃に体内に墨書を書き入れ、木地を完成させました。その後、漆の工程に入り、金粉を全体に施し、衣文部に截金(直線状に細く切った金箔を、筆と膠を用い文様を表現する古典技法)、顔や髪に彩色を施しました。台座は12 方6段の計72 枚の蓮弁を彫刻し、蓮肉に配しています。鎌倉期に見られる厚みのあるふっくらした蓮弁の形に仕上げています。台座光背はすべて木地が完成した後、漆下地を施し、彩色および漆箔をおこなっています。表面の彩色や金は、彫刻の立体感をより引き立たせるような明るみがあり柔らかく落ち着いた色になるよう全体の調和に心掛けました。彩色に使用した顔料は全て古典彩色技法に則って、天然顔料にこだわり仕上げています。また金の表現方法にも力をいれました。全体で5 種類の金を施し、荘厳さを演出しています。本体は金粉仕上げで重厚な金を表現し、衣には細かい截金文様を施し、金の輝きを変える事で文様をより際立たせています。宝冠・瓔珞・腕臂釧部は金箔を使用し、肉身部とちがう輝き見る事ができると思います。また獅子や蓮弁には彩色後截金を施し、天然岩絵具の緑青の柔らかさの中に緊張感を持たせています。獅子の肉身部も金箔を押していますがその上に薄く彩色をする事で落ち着いた輝きになり、いっそう違った金の表現になりました。また框金具の金も銅版に彫金した後、金メッキを施し、全体のコントラストを与えています。

 

本体制作工程

1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12

1.

2.

3.

4.

5.

6.

今回使用した木曽檜。木曽で製材した後、運搬し、まる二年

アトリエで乾燥させたものを使用しています。

木の調達

粘土で本像の原形を制作し、石膏取りをおこない原形としました。

原形制作

おおまかに鋸で切り落とした後、鑿で彫刻していきます。

墨入れ〜荒彫り工程

鑿から彫刻刀に移行し、細部の形を

彫刻していきます。)

中彫り〜小作り工程

内刳りを施し、体内に墨書を入れて

頂きました。

内刳りと墨書

さらに細かい彫刻刀などで彫り進め、

木地を完成させました。

仕上げ〜木地完成

木造大日如来坐像shapeimage_30_link_0
五大明王のうち
四大明王新規制作 wu_da_ming_wangnouchi_si_da_ming_wang_xin_gui_zhi_zuo_top.htmlwu_da_ming_wangnouchi_si_da_ming_wang_xin_gui_zhi_zuo_top.htmlwu_da_ming_wangnouchi_si_da_ming_wang_xin_gui_zhi_zuo_top.htmlshapeimage_32_link_0shapeimage_32_link_1
板彫真言八祖My_Albums/My_Albums.htmlMy_Albums/My_Albums.htmlshapeimage_34_link_0
飛天・雲new_Works/peji/fei_tianyun.htmlnew_Works/peji/fei_tianyun.htmlshapeimage_36_link_0
柄杓new_Works/peji/bing_biao.htmlnew_Works/peji/bing_biao.htmlshapeimage_38_link_0
厨子new_Works/peji/chu_zi.htmlnew_Works/peji/chu_zi.htmlshapeimage_40_link_0
仁王像ren_wang_xiang_zhi_zuo_xing_cheng.htmlren_wang_xiang_zhi_zuo_xing_cheng.htmlshapeimage_42_link_0